展開図化のプロセス

前回に続き、動画から展開図の作成、管内部の診断までのプロセスのご紹介です。

まず展開図とは、下水道のパイプを縦に切り開いて平面にしたものです。こんなイメージです。

ミラー式TVカメラドーナツ状に撮影された動画を、PCの専用ソフトで処理することにより、1枚の長方形の画像になります。


この画像を使用して自動診断を実施します。

診断途中はこんな感じです。

最終的にはこのような帳票が完成します。(画像クリックで拡大)

下水道の各路線の異常が集計されて、今後の維持管理や下水道管の再敷設などを計画するための資料となります。ちなみに診断結果は動画に重ねて表示することもできます。

東京都内の下水道は普及率100%を達成していますが、すでに初期に敷設された下水道管は、老朽化がどんどん進行しています。毎年のように発生するゲリラ豪雨への対応や、耐震性を高めるための改良も急務となってきました。弊社が得意とする管路内調査の必要性も、日々高まる一方です。

株式会社ゴトウ工業

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