鎖の腐食

下水道のマンホール蓋には、鎖がついているものがあります。これは集中豪雨等の時に、マンホールの蓋が飛散してしまうことを防止するための機構です。重さ40キロ~100キロもある鉄の蓋が飛散する様子はなかなか想像できないのですが、想定を大きく超える雨が下水に流れ込むと、下水管の中の気圧・水圧が急上昇し、ずっしり重い鋳鉄製の蓋ですら持ち上げてしまうことがあります。

蓋の飛散を防ぐために、マンホール内の圧力を開放する機能を持たせた新しいタイプの蓋も登場していますが、まだまだ旧型の蓋も現役ですので、管路内調査の際には蓋の異状の有無も点検しています。下の写真のように鎖が腐食して切れてしまっている場合もあり、日々点検と修理が繰り返されています。

株式会社ゴトウ工業

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