東京湾最後の処分場

下水道の清掃作業で排出される土砂等の廃棄物は、廃棄物処分場に持ち込まれます。東京湾の真ん中にある人工島「中央防波堤外側埋立地」が、土砂の行先です。下の図の赤色の部分です。

廃棄物の埋め立て地としては江東区の夢の島が代表的でしたが、その後も第二、第三の夢の島が生まれました。

2代目夢の島は10年もたたずにいっぱいとなり、現在はゴルフ場などがある若洲となりました。さらに増え続ける東京のごみは、3代目の処分場である中央防波堤内側埋立地も、すぐに使い切ってしまいました。4代目処分場である中央防波堤外側埋立地も西側エリア(その1)は既に埋立が完了しており、コンテナふ頭として利用されています。

現在処分場として使用されている中央防波堤外側埋立地(その2)の寿命も時間の問題なので、東京都ではさらに沖合に新海面処分場の埋立を開始しています。しかし東京湾の埋立は既に限界にきており、新海面処分場がいっぱいになってしまったら、もう埋め立てはできないそうです。廃棄物の減量も急務となっています。

株式会社ゴトウ工業

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